和名 ミヤマムギラン 深山麦蘭 ムギランに比べるとより深山に見られる。
学名 Bulbophyllum japonicum (Makino) Makino
花序の形態から別属 Cirrhopetalum に分ける説もある。
分布 本州(静岡県以南)、四国、九州、琉球列島、伊豆諸島。外国では、中国南部、台湾。
生態と形態 暖温帯の常緑広葉樹や岩に着生する。
茎は細い線状で長く這い、卵形の球茎をつけ、その頂に1枚の葉をつける。 葉は長楕円形で肉厚、革質、先端が尖る。
短い花茎が球茎の基部からでて、紅紫色の花を3〜5個つける。
花期 6〜8月。四国では7月から。

参考書: 日本のラン ハンドブック @ 低地・低山編、 カラー版 野生ラン(家の光協会出版)


2010/7/26

 深く山へ分け入った谷川の岸の木で、花を咲かせていた。
 ムギランよりは湿度が好きで、川の縁の樹木に着いていることが多い。

 葉の先端部は鋭く尖っている。ムギランは円みを帯び、小さく凹むこともあるので、葉だけを見ても区別ができる。。


2010/7/26

 匍匐茎を伸ばして繁殖し、モミの樹の表面を覆っていた。


2008/7/4
2014/4/21

 葉の長さは3〜8cm。長楕円形のものから、このように線形に近いものまである。

ムギランとミヤマムギランとを、葉で見分ける

左=ムギラン、右=ミヤマムギラン 左=ムギラン、右=ミヤマムギラン  ミヤマムギランは、ムギランと同属であるが、花は全く違う(写真上段)。 だから、花が咲いていれば見分けるのは簡単だが、 花が無いと、意外と見分けるのは難しい。

 ミヤマムギランは、名前の通り、比較的深山にあって、より湿度を好む。 また、ミヤマムギランの葉は、ムギランに比べて、細長い。 しかし、両者とも葉の長さには変異があり(脚注)、ムギランの方が、ミヤマムギランより長いこともある。 だから、これらは傾向として見ることはできるが、決め手とするには無理がある。


 見分けるポイントは、葉の先端部分にある。
● ムギランの葉の先端は、鈍頭である(丸い)。さらに、凹んでいるのが普通である。
● ミヤマムギランの方は、鋭頭である(尖っている)。
ここに注目すれば、葉一枚あれば確実の区別することができる。

(註):日本のランハンドブックによると、
ムギランの葉・・・・・・長さ 1-3.5cm、幅 6-8mm
ミヤマムギランの葉・・・長さ 3-8cm、幅 5-10mm

2017/8/14

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