和名 カキラン 柿蘭 花の色が柿の実の色に似ていることによる。
学名 Epipactis thunbergii A.Gray
分布 北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島。外国では、朝鮮半島、中国東部、極東ロシア。
生態と形態 日当たりの良い湿地や高原に生える。
茎は、狭卵形〜広披針形の葉を5〜10枚つけ、花期の高さは30〜70cmとなる。
花は5〜20個つき、赤味を帯びた黄色で、唇弁には橙色の模様がはいる。
花期 6〜8月

参考書: 日本のラン ハンドブック @ 低地・低山編カラー版 野生ラン(家の光協会出版)


2012/7/29

カキランは、環境への適応性が強い。四国では、
太平洋側で、水田の水路脇にあるかと思えば、
四国山脈に近い、標高が1300mを超す高原でも花を咲かす。

2012/7/24

 高原では、夏の強い日差しが照り付けるが、周りの笹や雑草に守られている。
 また霧が発生することが多いので、水分の補給になっている。

 この花にとっては、明るい日差しは欠かすことはできない。同じ属のアオスズランは樹林下に生えるが、そのような所でカキランを見ることはない。


2007/7/29
2007/10/6

果実

高原にも、湿原にも咲く

高い山の笹原に中に咲く。 高い山の笹原に中に咲く。   カキランは、何十年も前に海岸線からそんなに離れていない水路の側に咲いているのを見た、そんなおぼろげな記憶があります。
山も中の、水の流れている湿地に、ミズトンボやサギソウなどと共存することもできます。
 しかし、水がないと生きられないかというと、そんなことはありません。
湿地に咲く。 湿地に咲く。  数年前に見たのは、標高千メートルを超す峠道の側でした。更に高い山の頂上近くの、陽の良く当たる高原に咲いていることもあります。 そんな所では、笹の中に埋もれるようにして、強い日差しから身を守り、上半分、花だけを突き出しているようです。
 カキランは海岸に近い場所にも、四国の中央の高原にも、また湿原にも、笹原にもあります。
 陽の良くあたること以外は、あれこれの条件をつけず、環境に順応する生命力があって、いろいろな場所で私たちを楽しませてくれます。

2009/6/30

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