和名 アキザキナギラン 秋咲梛蘭 ナギランの、秋咲きの品種のような表現であるが、別種(または変種)である。
学名 Cymbidium aspidistrifolium Fukuy.
ナギランと変種関係にあるとする説や同種とする説もある。
Cymbidium lancifolium var. aspidistrifolium (Fukuy.) S.S.Ying
Cymbidium lancifolium Hook.
分布 本州(紀伊半島)、四国、九州、琉球列島。いずれの分布地域でも、個体数は極めて少ない。外国では朝鮮済州島、台湾。
生態と形態 暖温帯の常緑広葉樹林に生える。
年々新しい茎が出て、新旧の茎が接近して並立する。
花茎は、前年に伸びた茎の基部からでて、高さ10〜20cmとなり、1〜4個の花をつける。
ナギランと比較した場合、分布地域が重なり合うことや葉の形が似ていることはあるが、全体として、共通点よりも相違点が多い。
花期 10〜12月

参考書: 日本のラン ハンドブック @ 低地・低山編カラー版 野生ラン(家の光協会出版)


2015/11/1 @牧野植物園

  牧野植物園のカンラン展示室に立ち寄ると、土佐寒蘭の銘品の鉢が並んだ棚の片隅にアキザキナギランが置かれていた。
 カンランのほうは、今でもあちらこちらで野生の株を見ることがあるが、アキザキナギランは小さな株さえも見たことがない。 花を咲かせている姿には、もう鉢植えでしかお目にかかれないかもしれない。

ナギラン 2012/7/10 撮影 ナギラン 2012/7/10 撮影



 ナギラン(左)とは、花の咲く時期だけでなく、姿形も花も大きく異なる。
 両者を変種と見なす説もあるが、素人目にも別種とするのが良いように見える。

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