和名 アケボノシュスラン 曙繻子蘭
花の色から、夜が明けの空の色を連想した。
学名 Goodyera foliosa (Lindl.) Benth. ex C.B.Clarke var. laevis Finet
ツユクサシュスラン var. foliosa と変種関係にある。
分布 北海道、本州、四国、九州、琉球。外国では、朝鮮半島南部。
生態・形態 広葉樹の林床で、湿度の高い場所に生える。
茎は匍匐して、立ち上がり、花期の高さは10〜15cmとなる。 葉は節ごとにつくが、上部では数枚が集まり、すぐ、その上に3〜8個の花が密につく。
葉の表面は光沢のない暗緑色、裏面は白緑色で、縁が波打つ。
花は淡紅色帯びた白色、筒状で先端部がわずかに開く。 一番上の葉と一番下の花との間隔はほとんどなく、また、花序が短いことが、ツユクサシュスランと相違する点である。 また、ツユクサシュスランには花序・子房・萼片・苞葉などに腺毛あるが、アケボノシュスランには無い。
白花は、品種品種としてシロバナアケボノシュスランと呼ばれる。
花期 8〜10月

参考書: 日本のラン ハンドブック @ 低地・低山編カラー版 野生ラン(家の光協会出版)


2006/9/28 2006/9/28 2006/9/28 2006/10/4 2004/9/25

通常は淡紅色をおびるが、純白のものもある。


2011/1/28

果実期

シュスランとの見分け方

 四国に自生するシュスラン属は、6種類ありますが、その内、シュスランとアケボノシュスランとは、 シュスラン(左)とアケボノシュスラン(右) シュスラン(左)とアケボノシュスラン(右) 花期が同じで、比較的似たような場所に生えていることがあります。 (アケボノシュスランの方がより湿度の高い所を好む傾向がある。)

 しかし、ポイントさえつかめば、見分けるのは簡単です。
 @ 花序の柄の長さ:シュスランの花序には長い柄があります。言い換えると、茎に付く一番上の葉と一番下の花との間隔が大きく空いているのです。
 アケボノシュスランの花序には柄らしいものはありません。つまり、一番上の葉と一番下の花との間隔はほとんどありません。
 A 葉の色:アケボノシュスランの葉は緑色です。これに対して、シュスランの方は、暗紫緑色(やや赤みを帯びる)で、ビロード状の光沢があります。 シュスラン(別名ビロードラン)の名は、ここから来ています。
 また、シュスランの葉の中央の主脈は、白く目立つのが、普通です(赤みを帯びることもある)。

2012/9/25

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