山頂の竃戸神社があった場所

 香北町美良布から見て北に、棚田を上へ上えと積み重ねて作った球面のようなところがあり、 人家も点在しています。 中央部は有瀬、西上部は有川、東上部は西峯で、この球面は小さな三つ部落で構成されています。
 西峯の一番上の人家まで車では行き、そこからは坂道をしばらく登り、 さらに尾根筋に近い山腹を時間を掛けて歩きます。
 道より10メートルほど高い右手の頂上に、やっと探し当てたのが、竈戸神社、いやその跡でした。
 今は土台の石組みと片付けられた瓦や祭りの後の直会で飲んだ酒瓶が転がっていました。

現在の竃戸神社

 竈戸神社を探して山道を登り初めてすぐに出会って、撮ったのが上の写真です。 その時は、こんな所に神社があったかな?と思いながら再び登り始めしたが、これが新しい竈戸神社だったのです。
 後で聞いた話で判ったが、とても頂上まで登ってお祭りすることが出来ないということで、人里近くに降ろしてきた、とのことでした。  「これ以上はどうしても降りなかった」と神主さんは言う。神様と人様がここで折り合いをつけたのでしょう。
 トタン屋根でトタン囲いで、窓はアルミサッシ。ありがた味が落ちるが、人の脚力も落ちたか、頂上まで登るほどの願い事もないということか。
 竈戸神社は三宝様とも呼ばれて山頂に鎮座していることが多く、もとの場所はその呼び名にピッタリでした。

社殿前の手水鉢は山頂から降ろしてきたものでしょう。

国土地理院発行2.5万分の1地形図「美良布」より。
書き込みの位置は正確でない場合があります。

 

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